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「音響・環境・即興 松籟夜話 ―〈耳〉の冒険」出版記念
『松籟夜話plus』

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『松籟夜話はトークイベントではなく「聴くことを深める」ワークショップのようなものであり、ひたすら音源をかけていくという形式だったこともあり、「聴く主体と対象となる音源の間に生じていること」に対する考察の軌跡は、なかなか言葉にしづらく、時間がかかってしまった。書籍化にあたって構想したのは、ディスクガイドでもディスクレビューでもない。ただかけた音源を紹介するだけではない、「聴く」ことを巡るほとんど思想書と言えるような内容になったと思う。』

上記は津田さんがSNSに投稿した文章の抜粋です。「聴く」ことを巡る思想書とはどんなものだろう?妙に引っかかり、完成が間近いに迫った新著を早く読んでみたいと思っていた。できれば対面でお二人に話を伺ってみたいと思い立ち、この日の相談を津田さんに投げてみたのでした。楽しみです!(SALO井口)
 

『松籟夜話』の紹介:

音楽批評・福島恵一とサウンドアーティスト・津田貴司による『松籟夜話』は、2014年から2017年まで全十夜にわたって開催されたリスニング・イヴェント。

フィールド・レコーディング(野外環境音/民族音楽現地録音)からフリー・インプロヴィゼーションまで、様々な音源を聴きながら「音響」「環境」「即興」をキーワードに「聴く」ことを深める試みです。

書籍『音響・環境・即興 松籟夜話―〈耳〉の冒険』刊行に合わせ、2025年12月、大磯SALOにて『松籟夜話plus』として開催。書籍の解説とともに、『松籟夜話』のコアとなる構成に新たに選曲した音源を加えた特別編をお送りします。SALO主宰・サウンドエンジニアの井口寛を交えたトークも予定しています。

2025年12月14日(Sun)

 

開場:15:30-

開演:16:00-

 

ナビゲーター:

福島恵一 (音楽批評)

津田貴司(サウンドアーティスト・音楽家・文筆家)

 

会場:

SALO

〒255-0003 神奈川県中郡大磯町大磯1665-2-2F

https://www.mynameissalo.com/

 

料金:

参加費 ¥2,000-

・別途、1ドリンク(¥600)のオーダーをお願いしております。

・ご来場順のご入場となります。

・未就学児の入場不可。

 

お申込・問合せ:

talk.to.salo@gmail.com、又はInstaのDM(@salo_oiso

*件名に「松籟夜話plus」申込み、又は問合せと添えてご連絡ください。

*お支払いはイベント当日受付にて、電子決済、クレジットカード、現金がお使い頂けます。

​ナビゲータープロフィール:

// 福島恵一 //

1960年東京都文京区生まれ。獅子座。O型。音楽批評。伝説の雑誌『フールズ・メイト』や清水俊彦、竹田賢一等の音楽批評に導かれ、プログレを振り出しにフリー・ジャズ、フリー・ミュージック、現代音楽、トラッド、古楽、民族音楽、フィールド・レコーディング、サウンド・アートなど辺境を探求。『ジャズ批評』56号(1986年)のジョン・ゾーン小特集への寄稿を皮切りに、『マーキー』、『スタジオボイス』、『ユリイカ』等に音楽批評記事を執筆。

「アヴァン・ミュージック・ガイド」(作品社、1999年)、「プログレのパースペクティヴ」(ミュージックマガジン、2000年)、「200CDプログレッシヴ・ロック」(立風書房、2001年)、「捧げる-灰野敬二の世界」(河出書房新社、2012年)、『カン大全――永遠の未来派』(Pヴァイン、2020年)、『AA 五十年後のアルバート・アイラー』(カンパニー社、2021年)、『フィールドレコーディングの現場から』(同前、2022年)等に執筆。2010年3~6月に音盤レクチャー「耳の枠はずし」(5回)を、2014年11月~2017年9月には津田貴司、歸山幸輔とリスニング・イヴェント『松籟夜話』(10回)を開催。

ブログ「耳の枠はずし」(http://miminowakuhazushi.blog.fc2.com/)にライヴ・レヴュー、ディスク・レヴュー等を執筆中。

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// 津田貴司 //

 1971年「耳の日」生まれ。サウンドアーティスト・音楽家・文筆家。「聴くことと奏でることの汀」で演奏および執筆活動を続けている。音具による静謐な音響作品や微音のパフォーマンスから、ギター弓奏による轟音まで、演奏環境の響きに即して演奏する。

 90年代より、ソロ名義hofliのほか、游音、ラジオゾンデ、スティルライフ、星形の庭など、様々なユニットでフィールドレコーディングや即興性に基づいた音楽活動を展開してきた。即興演奏のセッション、サウンド・インスタレーション制作、ワークショップ「みみをすます」シリーズを継続するほか、福島恵一とともにリスニングイベント「松籟夜話」ナビゲーターを務める。

 主なソロCD作品は『湿度計』『水の記憶』『雑木林と流星群』『十二ヶ月のフラジャイル』『木漏れ日の消息』など。ユニットや共作アルバムとして、ラジオゾンデ『sanctuary』『radiosonde』、スティルライフ『夜のカタログ』『Archipelago』、TAMARU+Kazuya Matsumoto+Takashi Tsuda『Amorphous』、星形の庭『距離を含んだ色彩について』、増渕顕史+鈴木彩文+津田貴司『螺旋気流』など多数。編著書『風の人、木立の人』『フィールドレコーディングの現場から』(ともにカンパニー社刊)。

 2024年、8年ぶりとなるソロアルバム『RECOMPOSTELLA』をリリース。2025年中に『音響・環境・即興 〜松籟夜話 〈耳〉の冒険』(福島恵一との共著)刊行予定。

© SALO 2024
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