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フィールドレコーディング講座 第6回
「美術館で耳を澄ます」

​ゲスト : 松本一哉・Betts(JP)

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音に意識を集中する、ありそうで実際には滅多に無い機会かもしれない。日常生活の中では視覚と聴覚は連動していることが多く、両方から得られた情報を一つの出来事として認識している人がほとんどだろう。本講座ではフィールドレコーディングという行為を通して、身の回りの音に意識を集中させ、環境の中にある隠れた振動を拾い上げ、録音装置により増幅された音を聴くことを通して、身体と環境との新たな関係性をつくっていく。

 

第六回目は、岡山県立美術館を舞台に実施致します。

県立の美術館という公共施設で開催するにあたって、内容にも公共性が生まれるよう、スマートフォンを使った録音に挑戦します。スマートフォンのみを使って録音から演奏までをシームレスに協働実践することで、フィールドレコーディング、音楽を作るという行為自体を捉え直そうとする実験的な試みです。

 

本講座は2部構成となっています。1部は講義から始まり、スマートフォンで録音、各々が録音した音を使った発表という一連の流れの中でフィールドレコーディングに触れて頂きます。2部はライブパフォーマンスと座談会です。ライブでは1部の講座参加者たちにもスマートフォンを使ってライブに参加してもらいます。フィールドレコーディングの視点を取り入れた表現の提案と実践者たちの知見を共有したいと考えています。

 

2部のゲストには音楽家・サウンドアーティスト・ドラマーの松本一哉さんと環境音楽家のBetts(JP)さんをお迎えします。メインの講師には著書『フィールド・レコーディング入門 響きのなかで世界と出会う』(フィルムアート社)が音楽本大賞を受賞した柳沢英輔氏を京都からお迎えします。

日時:5/30

会場:岡山県立美術館

 

講師:

柳沢英輔(音文化研究者、フィールド録音作家)

井口寛(SALO主宰、サウンドエンジニア)

 

ゲスト:
松本一哉(音楽家、サウンドアーティスト、ドラマー)

Betts(JP)(環境音楽家)


 

プログラム:

5/30

[一部]

会場:2階ホール、美術館内外

受付:10:00

開始:10:30

終了:15:30頃*お昼休憩有り

①講義1(講師:柳沢英輔)

②講義2(トーク形式、柳沢英輔・井口寛)

③録音実践

④演奏

 

[二部]

会場:2階ホール

受付:16:30

開始:17:00

終了:19:30頃

①ライブ演奏(柳沢英輔、松本一哉、Betts(JP))

①座談会(柳沢英輔、松本一哉、Betts(JP)、井口寛、福冨幸)


 

お申込み:

第一部 講座

定員|30名 GoogleFormでお申し込みください➡︎。https://forms.gle/N61gpJDYwVQFuoyu9

参加費|4,000円 当日会場受付にて現金にてお支払いください。

ご持参いただくもの|スマートホン(機種は問いません)

★参加費には第二部演奏会及び座談会、開催中の鹿子木孟郎展の観覧(開催日当日かぎり)が含まれます。

 

第二部 演奏会と座談会

定員|170名/全席自由

入場料|2,000円(お席が必要な場合は、幼児もチケットが必要です)

★チケットは4月21日より美術館受付にて販売いたします。

※同券で開催日当日かぎり「鹿子木孟郎展」もご覧いただけます。

※郵送、振り込みをご希望の方はお電話にてお申し込みください。

 

問合せ:talk.to.salo@gmail.com(SALO)又は、kenbi@pref.okayama.lg.jp(岡山県立美術館)

 

主催:岡山県立美術館

共催:SALO

企画・制作:岡山県立美術館、柳沢英輔、井口寛

協力:当真伊都子

​講師プロフィール:

// 柳沢英輔 //

東京都生まれ。音文化研究者、フィールド録音作家。京都大学大学院アジア·アフリカ地域研究研究科修了。博士(地域研究)。

現在、日本学術振興会特別研究員RPD、NTT東日本地域循環型ミライ研究所客員研究員ほか。これまでに国内外のレーベルからフィールド録音作品をリリース。主な著書に『ベトナムの大地にゴングが響く』(灯光舎、2019年、第37回田邉尚雄賞)、『フィールド·レコーディング入門―響きのなかで世界と出会う』(フィルムアート社、2022年、第1回音楽本大賞·読者賞)など。

https://eisukeyanagisawa.com/

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// 井口寛 //

サウンドエンジニア、SALO主宰。2013年からミャンマーの土着音楽の記録を開始、これまでに1500曲程の録音に携わる。音楽レーベル「ROLLERS recordings」を立ち上げ、自身で録音・プロデュースした作品の発表も行う。ミャンマーの山岳地帯で暮らすナガ族の営みを捉えた記録「ナガのドラム」は東京ドキュメンタリー映画祭で上映され大きな話題を呼んだ。現在はSALOを拠点に録音作品やイベントの制作を行い、ミャンマー人アーティストとの協業も継続している。https://www.mynameissalo.com

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ゲストプロフィール:

// 松本一哉 //

音楽家・サウンドアーティスト・ドラマー。 環境ごとにあるモノ・造形物・自然物・身体など、本来楽器では無いモノも用いて多様な音表現を行う。自身で起こす音と場所毎に偶然に起こる環境音とが渾然一体となるように働きかけていき、日常の聴き慣れた事象に新たな切り口を与え、音に没入させる即興表現を追究している。 これまでにソロ作品「水のかたち (2015)」「落ちる散る満ちる (2017)」「無常 (2022)の3作品をミニマル・アンビエントの名門レーベルSPEKKからリリース。 その他リリースに、バストリオのレジデンスプログラム内で制作した「オープン・グラインドハウス(2018)」、TAMARUと津田貴司とのトリオ音源「Amorphous (2021)」、坂本龍一追悼企画アルバム「Micro Ambient Music (2024)」などがある。 偶然に起こる環境音との即興による音源制作を基に、全国各地で行なっているライブパフォーマンスやサウンドインスタレーション、展示会場に滞在・生活して音を展示し続ける動態展示、映画 / 映像作品 / 舞台公演 / 商業施設への楽曲制作、コロナ禍にライブ公演を行わず人に会いに行く事を目的に企画した「人の音を聴きに行くツアー」、パフォーマンスユニット「バストリオ」の企画や公演に参加するほか、2021年から北海道知床で毎年開催している「葦の芸術原野祭」を立ち上げから運営するなど、音による表現を軸に全国各地の土地や人や文化と関わる活動を展開している。 WEB http://www.horhythm.com

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// Betts(JP) //

日本の環境音楽家。宅録作家としての活動に始まり、作品を国内外から発表している。現在はライブシーンでの活動も。 美術、舞踏、映画・演劇とのコラボレーションなど、表現の垣根なく様々な場やアーティストとのパフォーマンスを行う。 自身の作品は、場所や空間を主題に、環境音とギターを軸とした作品。 その音楽は、「すべてが環境の一部である」という思想を基盤としている。 個々の存在や感情を中心とした視点を離れ、世界を構成するあらゆる現象を等価なものとして捉え、音によってその自由と儚さを浮かび上がらせている。 作曲は1曲9分58秒、レコードは全5曲という制約を設け、限られた枠の中でこそ現れる純粋な自由を象徴している。 ライブではソロ演奏のほか、他分野とのコラボレーションや轟音ユニット「山の静寂」としても活動。代表作に『Rumor』『Moire』がある。

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