フィールドレコーディング講座 第5回
「海辺の風景に耳を澄ます」
ゲスト : 坂口修一郎・鶴林万平

音に意識を集中する、ありそうで実際には滅多に無い機会かもしれない。日常生活の中では視覚と聴覚は連動していることが多く、両方から得られた情報を一つの出来事として認識している人がほとんどだろう。本講座ではフィールドレコーディングという行為を通して、身の回りの音に意識を集中させ、環境の中にある隠れた振動を拾い上げ、録音装置により増幅された音を聴くことを通して、身体と環境との新たな関係性をつくっていく。
第5回は鹿児島へ!
今回は鹿児島に拠点を置きながら国内外様々な場所を飛び回る音楽家、BAGN Inc.代表の坂口修一郎さんをゲスト講師にお迎えします。彼が参加する楽団"Double Famous"はフィールドレコーディングを活用した楽曲制作も行っていますし、個人的にも今は音響に強く惹かれているそうです。多様な立ち位置から音に携わる坂口さんの知見を共有して頂こうと思っています。
今回は、多くの方にご参加頂けるよう3日間の構成としました。
1日目はゲストを交えたリスニングイベント形式、
2 - 3日目は講義と実践、合評〜ディスカッションです。
1日目のリスニングイベントでは、ゲストにlistudeの鶴林万平さんを山梨からお迎えいたします。「聴くことは、日常の風景に美しさを見出す行為である」と考えるlistudeの視点で選曲した音をご紹介頂きます。更に、講師陣がそれぞれ録音した音や影響を受けたフィールドレコーディング作品を持ち寄り、参加者の方々と一緒に聴いて語らいたいと思います。試聴用スピーカーはこの日の為に用意されたlistudeスピーカーです!
2 - 3日目は講義から始まり、屋外での実践、編集、合評、ディスカッションと2日間盛り沢山の内容です。実践の場は坂口さんの計らいにより特別な場を提供して頂き、鹿児島市内と日置市を行ったり来たりしながら実施の予定です。そして、メイン講師には著書『フィールド・レコーディング入門 響きのなかで世界と出会う』(フィルムアート社)が音楽本大賞を受賞した柳沢英輔氏を京都からお迎えします、お楽しみに!
日時:4/17 - 4/19
会場:
DOT(鹿児島市松原町13-15シャトーグリーンウッド201)
SEABANK(鹿児島県日置市)
講師:
柳沢英輔(音文化研究者、フィールド録音作家)
井口寛(SALO主宰、サウンドエンジニア)
ゲスト:
坂口修一郎(音楽家、BAGN Inc.代表)
鶴林万平(listude)*4/17
プログラム:
4/17
会場:DOT
開場:17:30(選曲:柳沢・坂口・鶴林・井口)
開始:18:00
*およそ2時間半程を予定しています。
4/18
会場:DOTとSEABANK
集合:10時(DOT)
開始:10時半
終了:17時半頃(SEABANK)
①講義1(講師:柳沢英輔)
①講義2(トーク形式)
②実践
③懇親会 *参加任意
4/19
会場:DOT
集合&開始:10時
終了:16時半
④編集(1日目に録音した音を各自編集し3分程の音源を制作)
⑤合評(編集した音源を参加者各自が発表)
⑥ディスカッション(2日間の体験を通した各自の振り返りを発表)
お申込み:
4/17
定員:40名
参加費:2000円
申込み:Peatix<https://frws5d1.peatix.com>
4/18 - 4/19
定員:11名
参加費:31500円
お申込み:Peatix<https://frwsd2d3.peatix.com>
*機材(ハンディーレコーダー)のお貸し出しが可能です。
*編集用パソコンとイヤホン・ヘッドホンは各自ご持参ください。
*お申込み後に編集ソフト(フリー)のご案内を致します。
*参加者確定後に実施前アンケート(必須)をお願いしております。
問合せ:talk.to.salo@gmail.com、又はInstaのDM(@salo_oiso)まで「フィールドレコーディング講座 第5回問い合わせ」と添えてご連絡ください。
主催:SALO
共催:BAGN Inc.
協力:listude
// 柳沢英輔 //
東京都生まれ。音文化研究者、フィールド録音作家。京都大学大学院アジア·アフリカ地域研究研究科修了。博士(地域研究)。現在、日本学術振興会特別研究員RPD。主な研究対象はベトナム中部高原の少数民族が継承する金属打楽器ゴングをめぐる音の文化。フィールドのさまざまな音に焦点を当てた録音·映像作品を制作し、国内外のレーベルや映画祭などで作品を発表している。主な著書に『ベトナムの大地にゴングが響く』(灯光舎、2019年、第37回田邉尚雄賞)、『フィールド·レコーディング入門―響きのなかで世界と出会う』(フィルムアート社、2022年、第1回音楽本大賞·読者賞)など。
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// 井口寛 //
音響技師。2013年から日本とミャンマーを2拠点としながら、ミャンマーの伝統音楽1000曲を記録・保存するプロジェクト「GitaYadana」に参加、7年の歳月をかけて全曲の記録を成功させる。自ら音楽レーベル「ROLLERS recordings」を立ち上げ、自身でプロデュース・録音をした作品の発表も行う。2016年に国際交流基金のフェローとして訪れたミャンマー北西部の丘陵地帯で少数民族・ナガ族に出会い魅せられ、以降ナガのユニークな文化の調査・記録を続けている。ナガ族の巨大ドラム作りを記録した映像作品「ナガのドラム」は2020年東京ドキュメンタリー映画祭で上映され大きな話題を呼んだ。2022年よりSALOを主催。

ゲストプロフィール:
// 坂口修一郎 //
ミュージシャン/プロデューサー
BE A GOOD NEIGHBOR
BAGN.Inc代表
1971年鹿児島生まれ。無国籍楽団ダブルフェイマスのオリジナルメンバー。2010年より〈グッドネイバーズ・ジャンボリー〉を主宰。BAGN(BE A GOOD NEIGHBOR) Inc.代表として現在は東京と鹿児島の2つの拠点を中心に、日本各地でオープンスペースの空間プロデュースやイベント、フェスティバルなど、ジャンルや地域を越境しながら数多くのプレイスメイキングを手掛けている。2023年末に日置市に拠点のひとつを移す。


// listude //
2007年より奈良を拠点に、能動的な「聴く」からはじまる、もの・こと・感覚などを通してさまざまな提案を試みる。
その場、その時でしか生まれない音を通じて感覚の広がりを体験する「音欒」プロジェクト、多面体・無指向性スピーカーの開発を行う。
2025年、活動の拠点を山梨・北杜市に移し、森のホールや工房を舞台に、新たな聴取の風景を育む。
