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フィールドレコーディング講座
「静かな町で耳を澄ます」
​第3回

ゲスト : 蓮沼執太(5/4)

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全日程の受付を締め切らせて頂きました。

音に意識を集中する、ありそうで実際には滅多に無い機会かもしれない。日常生活の中では視覚と聴覚は連動していることが多く、両方から得られた情報を一つの出来事として認識している人がほとんどだろう。本講座ではフィールドレコーディングという行為を通して、身の回りの音に意識を集中させ、環境の中にある隠れた振動を拾い上げ、録音装置により増幅された音を聴くことを通して、身体と環境との新たな関係性をつくっていく。

 

多くの方にご参加頂けるよう、今回から3日間の構成としました。

1日目はレクチャーとリスニング&トーク、2 - 3日目はレクチャーと実践〜発表〜ディスカッションを行います。

 

1日目はスペシャルゲストに音楽家・蓮沼執太さんをお迎えいたします。ユニークな視点を折り込みながら、音楽の枠に収まらない多彩な活動を展開している蓮沼さんは、フィールドレコーディングもまた独自の視点で捉え作品制作に取り入れているように感じます。レクチャーの中でフィールドレコーディングの手法を活用した制作事例や録音についてのお考えを伺い、リスニング&トークの時間は講師の柳沢さんと蓮沼さんがそれぞれ発表された作品、お二人が影響を受けた作品を聴きながら、フィールドレコーディングを切り口に話を進めてみたいと思います。

 

2-3日目は講義から始まり、屋外での実践、編集、発表、ディスカッションと2日間盛り沢山の内容です。都会の喧騒とかけ離れた静かな町で、たっぷり音に向き合う時間にしたいと思います。メイン講師には著書『フィールド・レコーディング入門 響きのなかで世界と出会う』(フィルムアート社)が音楽本大賞を受賞した柳沢英輔氏を京都からお迎えします。

日時:5/4 - 5/6

会場:SALO(神奈川県大磯町大磯1665-2 2F)

 

プログラム:

5/4

開場:13:00

開始:14:00

①レクチャー(講師|柳沢英輔、ゲスト|蓮沼執太)14:00-

②リスニング&トーク(柳沢英輔・蓮沼執太、進行|井口)16:00-

 

5/5

集合:12時半

開始:13時

終了:18時頃

①レクチャー(講師:柳沢英輔、進行:井口)

②実践(大磯の町中で各自レコーディング)

③懇親会*任意参加

 

5/6

集合&開始:お昼頃

終了:18時頃

④編集(1日目に録音した音を各自編集し3分程の音源を制作)

⑤発表&ディスカッション(編集した音源を参加者各自が発表)


 

お申込み:​3/27 20時から受付開始致します。

5/4

定員:30名

参加費:一般 3,500円、学生 2,500(大学生まで)

申込み:定員に達したため、受付を締切ました。
*学割は当日受付にてキャッシュバック、要学生証。

 

5/5 - 5/6

定員:12名

参加費:12,000円

お申込み:定員に達したため、受付を締切ました。

*参加費は5/5受付時に貰いうけます。

*機材(ハンディーレコーダー)のお貸し出しが可能です。

*編集用パソコンとイヤホン・ヘッドホンは各自ご持参ください。

*お申込み後に編集ソフト(フリー)のご案内を致します。

*近隣宿泊施設のご案内を致します。


 

問合せ:https://www.mynameissalo.com/、又はInstaのDM(@salo_oiso)にて。件名に「フィールドレコーディング講座第三回  問合せ」と添えてご連絡ください。

 

主催:SALO

​講師プロフィール:

 

// 柳沢英輔 //

東京都生まれ。音文化研究者、フィールド録音作家。京都大学大学院アジア·アフリカ地域研究研究科修了。博士(地域研究)。現在、日本学術振興会特別研究員RPD。主な研究対象はベトナム中部高原の少数民族が継承する金属打楽器ゴングをめぐる音の文化。フィールドのさまざまな音に焦点を当てた録音·映像作品を制作し、国内外のレーベルや映画祭などで作品を発表している。主な著書に『ベトナムの大地にゴングが響く』(灯光舎、2019年、第37回田邉尚雄賞)、『フィールド·レコーディング入門―響きのなかで世界と出会う』(フィルムアート社、2022年、第1回音楽本大賞·読者賞)など。

https://eisukeyanagisawa.com

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// 井口寛 //

音響技師。2013年から日本とミャンマーを2拠点としながら、ミャンマーの伝統音楽1000曲を記録・保存するプロジェクト「GitaYadana」に参加、7年の歳月をかけて全曲の記録を成功させる。自ら音楽レーベル「ROLLERS recordings」を立ち上げ、自身でプロデュース・録音をした作品の発表も行う。2016年に国際交流基金のフェローとして訪れたミャンマー北西部の丘陵地帯で少数民族・ナガ族に出会い魅せられ、以降ナガのユニークな文化の調査・記録を続けている。ナガ族の巨大ドラム作りを記録した映像作品「ナガのドラム」は2020年東京ドキュメンタリー映画祭で上映され大きな話題を呼んだ。2022年よりSALOを主催。

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ゲストプロフィール:

 

// 蓮沼執太 //

音楽家、アーティスト

1983年、東京都生まれ。蓮沼執太フィルを組織して、国内外での音楽公演をはじめ、多数の音楽制作を行う。映画、テレビ、演劇、ダンス、ファッション、広告など様々なメディアでの音楽制作を行う。また「作曲」という手法を応用し物質的な表現を用いて、彫刻、映像、インスタレーション、パフォーマンス、プロジェクトを制作する。

最新アルバムに『unpeople』(2023)。東京2020パラリンピック開会式にてパラ楽団を率いてパラリンピック讃歌編曲、楽曲「いきる」を作詞、作曲、指揮を担当。近年のコンサート・パフォーマンスに「unpeople 初演」(草月プラザ石庭『天国』/ 2024)、「ミュージック・トゥデイ」(オペラシティ・コンサートホール・タケミツメモリアル / 2023)など。

主な個展に「Compositions」(Pioneer Works 、ニューヨーク/ 2018)、「 ~ ing」(資生堂ギャラリー、東京 / 2018)などがある。また、近年のプロジェクトやグループ展に「Someone’s public and private / Something’s public and private」(Tompkins Square Park 、ニューヨーク/ 2019)、「FACES」(SCAI PIRAMIDE、東京 / 2021)、など。第69回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

 

web: https://linktr.ee/shutahasunuma

Instagram: https://www.instagram.com/shuta_hasunuma/

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