巡る営み
第1回〈上映+トーク〉
『奄美の泥染』(31分)
『ボゼの出る盆行事 』(38分)
上映作品:
作品1|奄美の泥染(民族文化映像研究所|31分)
作品2|ボゼの出る盆行事(民族文化映像研究所|38分)
ポストトーク:
大石始(文筆家)、井口寛(SALO)、ご来場者
「巡る営み」と題した映像の上映会を開催いたします。映像は、民映研(民族文化映像研究所)の作品など、人の営みを記録した作品たちです。その中には既に途絶えた文化を記録した作品や、脈々と現代へと受け継がれてきた文化の記録もあります。過去の記録を眺めながら思いを巡らせれば、きっと今を生きるヒントがみつかるはずです。上映後には全国各地の郷土芸能を精力的に取材している文筆家の大石始さんをお招きしてポストトークを行います。参加者の皆様と共に映し出された営みへの知見を広げるような機会になれば幸いです。民族と聞くと難しい印象を受ける方もいらっしゃるかと思いますが、気軽にお越しください(SALO|井口)
開場:14:30
上映開始:15:00
作品1『奄美の泥染』(31分)
作品2 『ボゼの出る盆行事』(38分)
休憩
ポストトーク開始:16:20(40 - 50分)
会場:SALO STUDIO2(〒255-0003 神奈川県中郡大磯町大磯1665-2)
料金:1000円(要1ドリンクオーダー、中学生以下無料、未就学児入場可)
前売予約・問合せ:talk.to.salo@gmail.com、又はInstaのDM(@salo_oiso)
*件名に「巡る営み第一回」前売り予約と添えてご連絡ください。
*お支払いはイベント当日受付にて、電子決済、クレジットカード、現金がお使い頂けます。
上映作品紹介:
『奄美の泥染』(31分)
伝統的な衣食住には、それぞれの地域の風土や歴史が色濃く反映し、さらには地域性を超えた人間の資質の奥深さがにじみ出ている。この映画は、奄美の泥染(大島紬の別称)の製作工程を記録するとともに、その奥深いものを少しでも明らかにしようとしたものである。
『ボゼの出る盆行事 』(38分)
1983年/38分/ 鹿児島県歴史資料センタ-黎明館委嘱/鹿児島県鹿児島郡十島村悪石島
九州本土と奄美大島の間に、南北に長く列状をなして点在する吐噶喇(とから)列島。そのほぼ中央部に位置する悪石島(あくせきしま)では、旧暦の7月7日から17日までさまざまな盆行事が行われる。異様な姿をしたボゼが現れるのも大きな特徴である。
ポストトーク話し手紹介:
〈 大石始 〉
1975年、東京生まれ。地域と風土をテーマとする文筆家。音楽雑誌編集部を経て、2007年よりフリーの文筆家としてさまざまな媒体で執筆。これまでの主な著書に『異界にふれる ニッポンの祭り紀行』(産業編集センター)、『南洋のソングライン 幻の屋久島古謡を追って』(キルティブックス)、『盆踊りの戦後史』(筑摩書房)、『奥東京人に会いに行く』(晶文社)、『ニッポンのマツリズム』(アルテスパブリッシング)、『ニッポン大音頭時代』(河出書房新社)など。
〈 井口寛 〉
音響技師。2013年から日本とミャンマーを2拠点としながら、ミャンマーの伝統音楽1000曲を記録・保存するプロジェクト「Gita Yadana」に参加、7年の歳月をかけて全曲の記録を成功させる。自ら音楽レーベル「ROLLERS recordings」を立ち上げ、自身でプロデュース・録音をした作品の発表も行う。2016年に国際交流基金のフェローとして訪れたミャンマー北西部の丘陵地帯で少数民族・ナガ族に出会い魅せられ、以降ナガのユニークな文化の調査・記録を続けている。ナガ族の巨大ドラム作りを記録した映像作品「ナガのドラム」は2020年東京ドキュメンタリー映画祭で上映され大きな話題を呼んだ。2022年よりSALOを主催。